皆さま、こんばんは。

いつもお読み頂き、ありがとうございます。
今週末は冬の走りのような寒さで体調管理が難しいですね💦

さて、来週末は生徒さんの発表会です。
今年はなんと芸文の神戸女学院ホールでの開催です。
いつものべがホールから芸文小ホールと言うことで皆さん張り切っていらっしゃいます。

芸文小ホールはアリーナ型の座席です。
舞台がそんなに高くないのでライトによってはお客様の顔が良く見えます。

そんなホールでの発表会。
私の生徒さんは合唱団所属の方が多いので舞台には慣れていらっしゃいますが、一人で歌うのが初めての方も中にはいます。

生徒さんにお伝えしているのは舞台で歌っている自分をどれだけ想像できるか、その大切さです。
歌は自分が楽器なのでコントロールできないと、とんでもないことになってしまいます。
それは私も何度も経験済みですから(笑)、その大切さは十二分に痛感しています。

まず、発表会までの喉のコントロール。
寒暖差の厳しいこの時期は喉も乾燥しやすくなりますから十分な保湿が必要です。
そして大きな声を不用意に出さないこと。
この不用意というのが難しいところです。
子どもが小さい頃は怒ったりで不用意に出すことが多かったですね(笑)

そして舞台に立つということ。
伴奏者以外は自分しかいないので、自分を信じるしかないです。
この信じるというのが不安な箇所があるとどうしてもネガティブに引っ張られてしまいます。
だからこそ十分な練習が必要なんです。
歌詞はいくら完璧に覚えていても忘れることはありますから、そんな時どこからでも歌えるようにしておくこと。
いつも最初からばかりだとダメなので後ろからだったり、フレーズの変わり目だったり、どこからでも歌えるようにすること。
メロディーばかりでなく伴奏も自分で弾いてみることも大切ですね。
普段レッスンでも伴奏しますが、それはかなりいい加減なものなので、ピアニストが弾く伴奏を聴くと全然違うように聞こえることがあるんです。

そういう練習を重ねた後はイメージトレーニングです。
舞台に出るところから最後のお辞儀まで一連の動作をイメージする。
お客様が入って自分が拍手喝采を受けている姿を想像してもいいですね。
歌には歌詞があり、感情がストレートに伝わりやすいですから、その感情も伝えるための手段にしないといけません。
自分が曲に酔ってしまうのではなく、お客様の耳を自分に惹きつけることです。
これが一番難しいです。

そのイメージができたらいよいよ本番です。
緊張はしてもいいですが上がらないことです。
そして、何より楽しむことです。
スポットライト、お客様、拍手、それは自分に向けられたものです。

後1週間、今頃緊張の中にいるでしょうが頑張りすぎず、顔晴って欲しいです!

今日もお付き合い頂き、ありがとうございました。
今日はこの辺で・・・